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【再掲載】寒波による水道管、配管凍結予防対策について

【再掲載】寒波による水道管、配管凍結予防対策について

2021/12/24

水道管凍結対策法

目次

水道管の凍結対策法のご紹介

今週末はかなり冷え込むと予想されます。
週末以降も寒い冬が続くと思いますのでお体にお気を付けください。

これだけ寒いと気を付けなければならないのは体だけではありません。
水道管の凍結です。

水道管は凍結すると水が出なくなります。
出なくなるだけならまだいいのですが最悪の場合
【水道管や配管が破裂】してしまいます。

そんな状況にならないために凍結対策をご紹介していきたいと思います。

【どんな日】に【どこが】凍結するのか

給湯器の凍結トラブルは、気温が低くなる時期に起こります。
特に1、2月が多く外気温が-15℃を下回るような極端に寒い日や、
北側に設置している場合には凍結の危険性が高まります。
そして、エアコンの室外機の正面に給湯器があったりしても凍結します。
意外と隣の家の室外機の正面ってパターンが多いです。

現在普及している給湯器の多くは、内部に配管を温めるためのヒーターが装備され
「凍結対策」がなされています。
そのため凍結トラブルは給湯器本体では少なく、
外から水を引く水道配管や給湯配管がほとんどです。

特に給水管、給湯管、追い炊き管、水抜栓に保温材などで
凍結対策が施されていない場合は、凍結の原因となります。
他にも保温材を巻いていてもエアコン外機付近に設置されている場合、
外機から出る風により凍結して破裂する事もあります。

給湯器が凍結したら

給湯器が凍結してしまうと給水管からお湯が出なくなり、
お風呂など湯が使えなくなり生活に支障が出ます。
また凍結した箇所が給水・給湯管の場合、
内部で水が凍結し膨張することで配管にヒビや亀裂が入り、
破裂して漏水につながる恐れがあり修理費用も高くなります。
上の画像は内部の水が凍結してるので水漏れはしてませんが
水が凍結して膨張してヒビが入っています。

有効な対策法を4つご紹介します

給湯器の凍結が予想される時の有効な対策法をご紹介します。

お手軽に実行可能ですのでお試しください。

①凍結予防ヒーター・自動ポンプ運転を活用する

現在普及している給湯器の多くは、
凍結予防ヒーター(給湯器側)・自動ポンプ運転(風呂側)が
凍結防止機能として備わっています。
なので電源を入れっぱなしにしていれば作動します。
自動ポンプ運転中は、各リモコンの表示画面に凍結予防を示す表示が出ます。

いずれも外気温が下がることで自動的に作動しますが、
事前に以下2点をご準備下さい。

・電源プラグがコンセントにしっかりと差し込まれているか確認すること
・浴槽の残り湯を循環金具より5cm以上、上にある状態にしておくこと
(循環金具とはおいだきなどをするとき、お湯が出てくる部分です)

※機種により機能や使用方法は異なりますので、
ご使用の給湯器の取扱説明書をご確認下さい。

②給湯栓からお湯を流す

最も簡単な凍結防止策は蛇口からゆっくり水を流し続けることで、
給水・給湯管、バルブ類の凍結防止が可能です。少しだけお湯側で出すと水は出ますが点火はしませんので
ガス代はかかりません。
目安としてお風呂の蛇口からお湯を1分間に400ml、
流れる水の幅としては4mm程度を目安に流し続けるだけです。
凍結が予想される際にお試しください。

この方法の注意点は次の3つです。

・無駄な点火を防ぐ為、お湯の設定温度を最高にしておくこと
・水が溢れないよう、排水口の掃除をしておくこと
・水量が不安定な場合があるので、何度か水量を確認すること

③給湯器の水抜きをする

給湯器内の水を抜き、完全に取り除くことで凍結を防ぐ方法です。
外気温が極端に低くなる場合は、この方法がお勧めです。
ただし給湯器使用直後はお湯が高温になっているので、
給湯器が冷めてから行ってください。

※屋内の配管内には水は残るので凍結の可能性があります

水抜きの手順です。

1.リモコンの運転スイッチを切る(ただし電源プラグは抜かない)
2.ガス栓を閉める
3.給水元栓を閉める
4.給湯栓を全て開ける(シャワーや台所水栓を含む)
5.水抜き栓を開ける(給水・給湯の両方)

次に風呂側の水抜きを行います。必ず給湯器側の水抜きを終えてから行ってください。

1.浴槽水を完全に排水する
2.リモコンの運転スイッチを入れ、「おいだき」を押す
(循環金具から水またはお湯が出てくることを確認する)これを2回繰り返す
3.排水確認後、運転スイッチを切る
4.給湯器の風呂往・戻水栓、ポンプ水抜き栓、風呂水抜き栓、中和器水抜きを開けて完全に排水する
5.電源プラグを抜く

※機種により水抜きの手順が異なる場合がありますので、必ず取扱説明書を確認して水抜きを行ってください。

④配管周りにヒーターや断熱材(保温材)を設置する

凍結対策用品

給湯器の配管周りは外気温の影響を受けやすく特に凍結しやすい部分です。
そうした寒さに弱い部分を断熱材(保温材)などで
保護することも、凍結防止になります。

凍結防止用の資材は、
通販サイトやホームセンターなどで手に入れることができます。
また凍結防止ヒーターを設置し、
電気を使って配管を直接熱す方法もあります。
上の画像のような商品です。

この方法は電気を扱い、しっかりとした施工をしないと新たなトラブルを引き起こす原因になるため、業者に依頼することをお勧めします。

もしも凍結してしまったら

水道管が凍結してしまったら、ご自身で何とかしようとせずに
すぐに弊社にご依頼ください。

過去にも凍結した配管に直接お湯をかけて溶かそうとして
急激な温度差で配管が破裂してしまったお客様もおられました。

そうなったら水漏れし続けるので大変な事になります。

もしも水道管が凍結してしまったら
お気軽にお問い合わせください。

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