地域に密着した水まわりのプロ【株式会社トーシン】のブログ担当の蔵本です。

今回の施工事例

今回の施工事例は
阿倍野区の分譲マンションの給湯器取替リフォーム工事です。

夏場にお風呂などでお湯を使っていてお湯から水になって給湯器が停止して
故障かもという事でお問い合わせをいただく事があります。

今回のお客様は故障していたのですがそれは故障ではない時があります。

夏場は給湯器の温度設定を一番低くしていたりしませんか？
各メーカーで設定できる最低温度は違いますが35～37℃ぐらいの製品が多く
仮に37℃だったとしてその温度に設定していたとすると
真夏だと給湯器が停止してしまう可能性があります。

それは何故か？答えは簡単です。
日差しによって温められた配管内の水の温度が給湯器の設定温度より高温だから
温める必要が無いので給湯器は停止してしまいます。
屋上に貯水タンクなどが有ってそこから各家庭に配管しているのなら
タンク内の水が高温になっている場合が多く
停止してしまいやすくなるかもしれません。
最近の給湯器では低温設定でも停止しにくくなる機能が
搭載された給湯器などもありますが古い給湯器や低価格の給湯器などには
搭載されていなかったりします。
その機能はノーリツの給湯器でいうと
Ｑ機能（PRO-TECメカ）という機能です。
この機能が搭載されてある給湯器なら絶対に停止しないという訳ではないので
ご注意ください。

Ｑ機能は本来は
給湯器がお湯を出したり・止めたりした際に起こる
水温の変化「冷水サンドイッチ現象」を防ぐための仕組みです。
この温度の変化を抑える仕組みが温度設定が低くても
お湯を出す事が出来るようにしてくれています。
ノーリツでいうとカタログなどには
【低温度出湯】という機能マークがついてあります。

この機能が搭載されていない給湯器をご使用しているのなら
夏場でも給湯器の設定温度を推奨設定温度の50～60℃に設定して
蛇口についてある温度調節レバーで適温に調節するようにして
使用すると給湯器が停止してしまう可能性はほぼなくなると思います。

それでも停止してしまう場合は、
何らかの不具合が給湯器に発生している可能性がありますので
安全の為に給湯器の仕様をすぐにやめて弊社にご連絡ください。

交換した商品

今回交換した商品は
ノーリツの高温水供給式給湯器の24号サイズです。
お風呂が冷めれば高温のお湯を差し湯して追い焚きと同等の効果が得られます。
様々な機能を持った給湯器がありますので欲しい機能がございましたら
交換の際はお問い合わせください。

工事は
既設分の撤去から新しい商品の設置・試運転までで
およそ1時間半ほどで作業は完了です。
※作業内容や現場状況で時間は変動します。

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ビフォーアフター画像

【ビフォー】　　　　　　　　　　　　　　【アフター】
　
取付枠は再利用が可能だったので再利用しました。