阿倍野区のテナントビルの高架タンク直圧工事です。

５階建てぐらいの建物は屋上に受水槽を設置してあるところが多いと思います。

以前のブログでも書きましたが、昔は水道の本管の水圧が低くて高層階の部屋では
水が出なかったり、水圧が低かったりするので
屋上に受水槽を設けて、受水槽から高低差で生まれる水圧を利用して
各階に水を供給する為でした。

地上から屋上までポンプで水を上げる必要がありますので
敷地内にポンプを設置しなければなりません。

今は水道の本管の水圧が上がっているので
高層マンションでなければ十分な水圧で
各部屋に水を直圧で供給できるようになっています。

では何故【直圧にするのか】というと、受水槽があると年に一度受水槽を掃除をして水質検査をしなければなりません。
やはり飲み水なので綺麗にしてないといろいろと心配です。
次に、下から上に汲み上げるポンプも永久には使えません。故障すれば修理、取替が必要になってきます。
配管の径で水圧もグッと強くなり使い勝手も良くなることもあります。
直圧にすることでこれらの経費がなくなり、長い目で見ればコスト削減につながります。
ポンプ一つの取替でも何十万、何百万と経費がかかります。

工事は設置場所、配管の長さ等で変動しますが
この施工事例の工事ではおよそ3時間半ほどで完了です。
配管の先に付いてるロケットの様なものは空気抜き弁です。
配管の中の空気を抜くための物で、写真撮影後に下のバルブを開けて完了です。

配管の直圧工事をお考えのオーナー様
一度弊社にご相談ください。
現場を下見の上、より良い解決策をプランニングさせていただきます。

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【ビフォー】　　　　　　　　　　　　　　【アフター】
　
受水槽に繋がっていた配管をカットして、各部屋への給水管と接続しました。

【アフター】

受水槽の配管もカットして、バルブを閉めてあります。風で飛ばないように中の水はそのままです。