阿倍野区の賃貸マンションの給湯器（湯沸かし器）取替工事です。

給湯器の前に取り付ける銀色の物っていったい何？何の意味があるの？

と、思われる方も多いと思いますので、詳しくは後述します。

銀色の物は【アルコーブ】や【排気カバー】と呼ばれるものです。
【排気カバー】という呼称からなんとなく用途は想像できると思います。

条件によっては必ず必要になってきます。

そんなことも多々ありますので
給湯器の交換をご検討されているお客様は一度、弊社にご相談ください。
現場を下見の上、より良い商品をプランニングさせていただきます。

【ビフォー】

【アフター】

目次

• ○  アルコーブ・排気カバーについて
• ・アルコーブの役割
• ・アルコーブ・排気カバーの種類
• ・アルコーブ・排気カバーを付けるメリット

アルコーブ・排気カバーについて

アルコーブの役割

給湯器の排気口近くに窓や可燃物（植栽や日用品など）、ブロック塀などの障害物があると、給湯器の不完全燃焼や火災事故につながることがあります。

こういったリスクを避けるため、給湯器の設置基準では、給湯器の周りの下記範囲内に物がない状態で設置するよう決められています。

前方：600mm・側方：150mm
上方：排気口から300mm
下方：排気口から150mm

この範囲内に移動させられない物があったりする場合に
取付けて排気方向を変える時に使います。

アルコーブ・排気カバーの種類

【上方排気カバー】
給湯器からの排気を上部に逃がすタイプです。
価格も安く排気方向を変えるには十分です。
ただし、排気カバー内に発破などのゴミが溜まりやすいという欠点があります。


【側方排気カバー】
排気を側方に逃がすタイプです。
給湯器の上部に窓がある場合は側方排気カバーを使用します。
現場の状況によっては片側の排気口を閉じて片側排気にすることができます。
（通常は両側排気）
上方排気カバーに比べると値段が高いのがデメリットです。


【延長型カバー】
給湯器に長い筒状の排気パイプをつけ、離れた場所から排気させるタイプです。
狭いベランダなどで排気が充満しないように取付けます。
安全面の理由から取付けられますが、外観はあまり良くありません。

アルコーブ・排気カバーを付けるメリット

【火災を防ぐことができる】
排気口の近くに可燃物（洗濯物や植木など）があると排気の熱により火災につながることがあります。
排気カバーを取り付けることで排気の向きを変え、火災の予防につながります。

【給湯器が壊れにくくなる】
給湯器の排気口を風雨から守ることで、給湯器内部の故障や腐食を防ぐことができます。
給湯器と向かいの壁が近いと給湯器からの排気を再び吸気することがあります。
排気ガス中には水蒸気が含まれているので吸気されたガスで給湯器内部が腐食してしまう危険性があるんです。

排気カバーを付けることでこういったトラブルを避け、給湯器の寿命を延ばすことができます。

【ご近所トラブルを防ぐことができる】
設置場所と隣家の間隔が狭く、給湯器の排気が隣家の塀や壁など家財に至近距離からあたってしまう事があります。
排気の熱やガス臭などにクレームが来ることがありますのでご近所トラブルを防ぐためにも排気カバーは有効です。